Silverstack XTとは?
映画収録現場で重要な撮影データを安全確実なバックアップしながら、体系的に構造化する、メディア資産管理のための業界標準ツールです。
- 全世界の映画製作現場では撮影部がSilverstack XTを使ってデータを保護し、素材をプレビューし、クリップのメタデータは中央に一元管理されたメタデータライブラリに自動的に抽出します。
- Silverstack XT は、撮影日ごとの作業の文書化や、他の制作部門やポストプロダクション部門と制作情報を共有するための、さまざまなレポートオプションを備えています。
撮影データを整理
波乱含みの撮影現場でも、すべてのデータを手のうちに掌握しながら管理タスクをこなせます。Silverstack XT は、操作性に優れた画面構成と高速なパフォーマンスで複数のジョブを並行処理し、効率良くタスクをこなします。
あらゆるフォーマットに対応
RAWから8K、そして各種圧縮形式など、Silverstack XTは、主要なカメラフォーマットに対応。 構成機材を媒介するソフトウェアが、あらゆるシネマカメラに対応できるという信頼感に支えられ 次のプロジェクトの準備にも、ワークフローの重要な決定に集中できる自由度が得られます。
責任を支える安心感
非常に重要な撮影データの取り扱いには、専門的なスキルとツールだけでなく、高いレベルの責任が必要です。Silverstack XTは撮影現場でDITが求めるニーズに特化して設計開発されました。
撮影データを、手に取るように
データを安全確実にバックアップ
Silverstack XTは、標準的かつ最新のチェックサム方式を使用してデータを確実にコピーします。安全かつ確実に映像がカメラからオフロードされ、複数の保存先にバックアップします。Silverstackのカスケードコピー機能は まず高速なストレージに1次コピーを行い、残りのドライブへ2次コピーを自動的に開始し、安全性を維持したまま全体的にバックアップ時間を短縮します。
網羅的なクリップライブラリ
データの透過性を一元管理
Silverstack XT は、オフロードまたはインジェストされたすべてのデータを網羅的なクリップライブラリに自動的に保存し、体系的に構造化します。このライブラリは、明確に体系化された透過的なデータ管理ワークフローを支える強固な基盤です。すべてのデジタル資産を一元管理することで、必要なすべてのクリップ、オーディオ、ルック情報の検索、追跡、活用が容易になります。特定のクリップ情報の参照から、クリップ全体の動的なメタデータの参照、プロジェクト データ全体の管理、より複雑な要求の処理まで、プロジェクトの別々のライブラリを 1 つにマージするなど、Silvestack XT はそのすべてを提供します。
包括的なコラボレーション
レポート生成と製作情報の共有
Silverstack XT は、プロフェッショナルなレポートテンプレートが付属。撮影日の作業を適切に文書化して共有できます。撮影日レポート、クリップレポート、サムネイルレポート、およびボリュームレポートが用意されています。カスタマイズ性が高く、プロジェクト特有の要件に合わせて簡単に加工できます。さらにSilverstack XTは、主要な映像編集ソフトウェア(DaVinci Resolve、AVID Media Composer、Adobe Premiereなど) とシームレスに連携します。資産としての撮影データを、レビューや処理工程にスムーズに受け渡すことができ、Silverstack XTはさまざまな方法で後続の工程に貢献するのに役立ちます。可読性の高いレポートの出力や、Avid Media ComposerのALEファイルなど特定の転送形式の生成など、デスクトップアプリケーション向けの出力にも対応しています。
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クラウド経由で撮影ユニット間でライブラリを同期
複数の撮影ユニットで撮影が行われる場合でも、各ユニットで個別に稼働しているSilverstackシステムのローカルクリップライブラリをPomfortのクラウドサービス「ShotHub」経由で同期させ、データハンドリングを劇的に改善します。
撮影ユニットごとのSilverstackで撮影データのオフロードとジョブを並行して実行すると、自動的に同時にクラウド経由でライブラリが双方向かつリアルタイムに更新されます。結果、完全なデータの透明性がロケーションの垣根を越えて確保され、シームレスなコラボレーション環境を提供します。
詳細情報オンセットQCチェック
撮影現場で再生チェックして撮影ミスを検出
Silverstack XTを使うと撮影現場で直接画像エラーを特定でき、ポストプロダクション段階で予期しないコストの発生を防ぐことができます。クリップを各種解像度でネイティブ再生。 (SDI モニターでの高解像度再生を含む)JKLキー操作にも対応します。クリッピング、フォーカス、露出のチェックもできます。ライブラリ内のQC結果に注釈を付けるだけでクリップ情報を集中管理した適切な文書化が可能です。