Livegrade Pro とは?
Livegrade Proは、撮影部のデジタルイメージングにまつわるあらゆる要求を解決する、全世界のユーザーから最も支持されているソフトウェアです。
- 撮影監督みずからの手で意図した通りの映像表現を確かめながら撮影を進めることができます。旧来のワークフローでは難しかったリアルタイムな映像の調整で質の高い映画製作を実現します。
- カメラ機器構成の設定、照明条件、くりかえし適用される撮影条件など、撮影監督によるステージへの変更にもすばやく対応し、可視化を実現します。
- 撮影中に常にルックをいつでも使えるように準備しつつ、試写用デイリー生成処理にルックを自動適用することで、時間を節約しながら撮影チーム全体により精度の高いプレビュー映像を提供できます。
- ルックのリアルタイム適用、参照素材へのアクセス。撮影現場での高い即応性は、シーンをより高画質かつ高精細なコンテンツで評価・検討でき、撮影チーム全体に映像表現の判断材料を豊富に提供できます。
画像合成に対応
ベクトルスコープと波形モニターを使った映像のチェックと調整、一定した基準での画質チェック、現場での色調整。撮影現場に居ながらにして最終作品に近い映像を確認でき、意図された映像表現に沿った的確な撮影素材であることを確認しながら製作を進行できます。
一貫した品質の維持
ベクトルスコープと波形モニターを使った映像のチェックと調整、一定した基準での画質チェック、現場での色調整。撮影現場に居ながらにして最終作品に近い映像を確認でき、意図された映像表現に沿った的確な撮影素材であることを確認しながら製作を進行できます。
カメラログの生成
HD-SDI信号にエンベデッドされたライブカメラメタデータを表示したりプレビュー画像とともにショットライブラリに保存できます。映像データとテクニカル情報は接続されたカメラの客観的かつ信頼できる情報として利用することができます。
リアルタイムにカラーグレーディング
映画撮影に特化したシステム
マルチカメラ撮影時の複数系統からの映像信号を使ったオンセットカラーグレーディングには、専用に特化したコンセプトのソフトウェアが不可欠です。常に限られた時間の中での作業を余儀なくされる撮影現場では、アクセス性に富み、必要な機能と操作項目に絞り込んだツールが欠かせません。
Livegradeは個別のカメラを複数のグレーディング「スロット」に割り当てて独立した操作系を提供しています。各スロットは個別に基礎的なカラー調整をおこなうプライマリーグレーディングコントロールを備え、さらにセカンダリグレーディングコントロールで特殊な色調操作にも対応します。
Livegradeは柔軟なカラーグレーディング管理プラットフォーム「グレーディングモード」を提供しています。基礎的なCDL-and-LUTから、ACESベースに特化したカラーパイプラインまでの幅広いワークフローに対応します。
包括的なショットライブラリ
自動生成されたカメラログ
LivegradeはHD-SDIを介してカメラからの情報を取得したり、リモートネットワーク接続経由や手入力など、さまざまなソースからメディアを収録し、メタデータを収集します。
これらの情報がすべて自動的にLivegradeのショットライブラリにルックとともに収録され、映画の撮影期間を通じて包括的な撮影ログを構築します。
記録された情報を頼りに、以前の撮影時のカメラの設定の参照や、レファレンス画像を表示して撮影の一貫性の維持や、撮影チーム内での情報共有などに役立てることができます。
ルックとメタデータのエクスポート
ワークフローの各工程を通じて対応
撮影現場で作成されたルック自体は、ライティングやルックプレビューを通じた露出の決定など、撮影作業にとって非常に有益ですが、試写デイリー生成へのルック提供やVFXなど他の工程と共有することでさらなる価値を発揮します。多様なワークフローへのルックメタデータのエクスポートに対応しています。基礎的なASC-CDLエクスポートはほぼすべてのカラーグレーディングシステムへの出力が可能です。
AMF (ACES Metadata Format) または CFE (Colorfront Engine)を利用してより特化した各カラーパイプラインへの出力にも対応しています。Livegradeは幅広い製品群に対応した3D LUTフォーマットを出力可能。また、Pomfort Silverstack Labへの包括的なルック情報の直接出力にも対応しています。
* Livegrade Studioのみの機能です
クラウドで解き放つ、ルックライブラリの可能性
ルックデータをクラウドへ自動アップロード。より高い透明性でチーム間でルック情報をより簡単に共有し、試写用デイリー生成ワークフローをシンプルにします。
詳細情報イメージ分析
必要なすべてのツールをひとつに
撮影現場でのカラーグレーディングには、意図された映像表現と、各ショットとシーンの一貫性を保つ技術的要求の双方を両立させることが重要です。たとえばルックの調整で照明条件、露出、レンズごとに異なる特性などを補正することができます。
信号レベルとホワイトバランスを客観的な基準で確認調整できるビデオスコープを内蔵。元のlog映像とグレード後の映像を対比してリアルタイムに調整しながらのプレビューが可能。スロットのリンクや、ノードプリセットとともにルックを部分的に保存するなど、微調整に即応できるルック管理機能を搭載し、あらゆる技術タスクをこなす幅広い機能を備えています。
多様なハードウェア機器と機材構成に対応
豊富な対応ハードウェア機器で多様な環境に柔軟に対応
ハードウェア処理によるオンセットカラーグレーディング
LUTデバイス等の専用ハードウェア処理により、大規模な撮影現場であっても堅牢かつ柔軟な拡張性の高い機器構成に対応します。
HD、UHD/4K、HDRワークフローにFSI BoxIO, Teradek COLR, AJA FS-HDR, TVLogic IS-miniなど各社のLUTデバイスが利用できるほか、信号処理機能を内蔵したARRI, Canon, Panasonic, RED, Sony各社のシネマカメラやモニターが利用できます。
ボタンやツマミを備えたグレーディングパネルに対応
ボタンやツマミなど、手で直接操作できる物理コントロールパネルは、使い込むうちに操作が指先に馴染むように素早い操作が可能になり、DITシステム全体の操作性と生産性を飛躍的に高めます。
Tangent製パネルへの操作マッピングなどのカスタマイズ機能もふくめて対応しています。Livegradeは、Elgato Stream Deckの表示プラグインも備えています。さらにMIDIコントローラを利用して、ユーザー自身で専用のボタンやツマミを持つ操作インターフェイスを作ることも可能です。
参照用の静止画やビデオをキャプチャ
AJA T-TAP, AJA Io, AJA KONAシリーズ、Blackmagic Design社 Ultrastudio、 Mini Recorder、Decklinkシリーズからのキャプチャに対応しています。HD-SDIライブ信号からの参照画像のキャプチャやライブカメラメタデータをANCから抽出して表示したり、複数カメラの収録を行うことができます。
また、BoxIO やAlexa Miniなどのカメラや機器では、ビデオの収録が必要がない場面でCAP経由で参照スチール画像を取得できます。
ACES ロゴプログラムのオフィシャル参画製品
Livegrade Pro および Studioの両製品は、Academy of Motion Picture Arts and Science : 米国映画芸術科学アカデミーが制定するACES Logo Programが規定するすべての要求基準を満たしてることを認定されました。
公式製品 : Livegrade Pro および Studioを使用することで、安心してACESに厳格に則った制作作業をおこなうことができます。
賞を獲得した確かなソフトウェア設計
世界的なデザインコンペティションであるレッド・ドット・デザイン賞において、Livegrade Proが 高品質なインターフェイスデザインと品質、全体的なクリエイティブ成果を評価され、Red Dot ラベル賞を受賞しました。